そぉいメモ@カクトラ

七つの海越えて 御霊求めて 今宵二つの星重なり ソラに煌めく

2017/04/24 卯月神楽 「ラぴょんツェルの塔」

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お題【お部屋拝見】 卯月神楽編

ここはとある塔の43階。それはその塔のてっぺんを意味する数字。そこには、囚われの少女が一人いました。

その少女の名は、ぴょんこ。そのため、この43階建ての塔は、ラぴょんツェルの塔と呼ばれています。少女は毎日43階の窓から下を見下ろしていました。
「ああ、だれか素敵な人が、ここまで登ってきて助け出してくれないかしら」
そんなことを思いながら、今日もまたひとり、窓の外を見ています。

毎日が、そうやって終わっていきます。
また日が沈んでしまいました。
窓の外にはいつのまにか、巨大な光輝く観覧車や、宝石箱をぶちまけたような街の灯りが見えます。
「きょうも誰も助けにきてくれなかったぴょん」

ぴょんこはため息をつきながら、部屋に戻ります。そして、お友達のイルカちゃんを抱いて眠りに就くのです。
「あしたはきっと、誰かがここに来てくれるぴょん。そう信じているぴょん」